August 22, 2006

ベトナムのマグロ漁

 サイゴンの一般家庭で食べられているものは、チキンや豚肉が多いように思います。魚も好んで食べられていますが、大きな魚を中華風に料理したりするのは、特別な日だけで、どちらかと言うと普段は小魚などをスープにして食べることが多いように思います。

 ベトナムは海老の産地として有名で日本へも大量に輸出されていますが、一般の家庭で食べるときは川海老などをスープのダシにして使うことが多いように思います。大型の海老を塩焼きにして食べるのは、やっぱり特別なメニューの場合のようです。

 日本ではあまり知られていませんが、ベトナムでは、マグロ漁も盛んに行なわれています。しかしながら、サイゴンの一般家庭で食べられているところを見たことはありません。サイゴンの市場で売られているところを見たこともありません。。。

 そのマグロ漁を、ベトナム漁業の最優先とする計画が、ベトナム漁業大臣によって、このたび発表されました。現在ベトナムは年間で1万1千トン以上、マグロを輸出しているそうです。日本へ送ると儲かるんだろうなあ…(笑

 いつかきっとベトナムで、取れたてのマグロを食べさせてくれることを探して、大トロを腹いっぱい食べてみたいなあ…。

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March 10, 2006

ベトナム語通訳についての話

ベトナムの言葉は、過去形や未来形などが無くて割と簡単な文法なので、発音を除けば勉強しやすい言語ではないかと思います。しかしながら、文法が簡単であるだけに、言葉足らずにならないように、たくさんの言葉で補いながら思っていることを相手に伝えようとしなければならない言葉であるかもしれません。

 ベトナム語のエキスパートではないので、詳しく説明しきれないですが・・・。例えば、「私はどこどこへ行きました」と言うには、Toi di (トイ(私)・(ディー(行く)で済むわけですが、これではいつ行ったのか、または行く予定なのかわからないわけです。英語ならばI go と言えば現在形、will がつくと未来の話し、went ならば過去に行ったことだとわかります。

 そこで今日行く場合はホンナイ (今日)とか、明日ならばゲマイ (明日)などと時間を入れて話をしなければなりません。

 こんな話を始めた理由は、ベトナムでの通訳の話をしようと思ったからです。

 少し古い話ですが、4年前のワールドカップで日本の監督だったトルシエさんはフランス人なので、フランス人の通訳を使っていましたが、トルシエさんが話す言葉よりも、通訳のフランス人の話の方がずいぶんと長くて、どちらが本当の監督なのかわからないと言った、冗談を覚えている人もいると思います。

 ベトナムで何人かの通訳をお願いしましたが、ベトナムでの通訳は、全員があのトルシエ監督の通訳状態でした。仕事で、例えば契約書の項目について、私が「この項目は適切でないので削除してほしい」と通訳を通して聞いたとします。通訳はその言葉を正しく伝えて、相手の答え、つまりイエスかノーかを聞けばよいのですが、10分くらいかけて相手と二人で話し合いをはじめます。

 たまりかねて、途中で「イエスですかノーですか。」と口を挟むと、「いまこの問題について説明している途中です。」と言われます。「わからないことがあれば、私に聞くように言ってください。」と通訳に話しても、
大丈夫、今説明してますから・・・」と言う答えが返ってきます・・・オイオイ。

 なんだか、「今晩のおかずは何ですか」、なんて話をされていてもこれじゃあわからないよなあ・・・(笑。

 結局いつでも仕事を何とか進めることができたので、通訳さんは頑張って仕事をしていたのだろうなあと考えています(笑。

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January 20, 2006

タンス預金について考える

 今週の日本のニュースでは、ライブドアーの粉飾決算疑惑でにぎわっていますね。ほんの数百万円の元手で、あっという間のスピードで数千億円の規模の金持ち会社になるという夢のような話は、日本やアメリカなど資本主義社会のはなしで、ベトナムではまずありえないことでしょう。

 ベトナムにも株式市場は開設されていますが、一般の市民にはまだまだなじみが薄いものです。逆に、株式市場でも、銀行貯金でも、あまり市民から信用されていないと言うのが実情です。

 私の妻のベトナムにいる親戚家族は、ほとんど銀行を利用していません。それは、以前に痛い目にあっているからです。以前の銀行は銀行の利子は日本に比べてとても高いものでしたが、簡単に潰れてしまって、ある日銀行へ貯金を下ろしに行くと、一枚の紙が貼ってあって「倒産しました」と書かれていたそうです。

 預けていたお金はすべて持ち去られていたし、政府や行政は何の補助もしてくれません。ベトナムでは銀行貯金も、株式投資も同じように「個人のリスクで行なう」ことになります・・・(汗。

 今では、そう簡単に潰れる銀行は少なくなっていると思いますが、銀行に対する信頼はいまだにないようです。代わりにあまったお金を金の延べ棒に買えてタンスの中にためておきます。

 インフレ対策にもなります。ベトナムで、今でも家や土地を購入するときに、金の延べ棒で清算するのは、そのためなのです。この家は、金の延べ棒で10本だとか計算をします。

注)ベトナムへの株式投資を推奨したり募集したりするファンドなどがありますが、その手の株式投資について言及したコラムではありません。念のため。

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January 10, 2006

今年もよろしく

日本では中流階級がなくなり、社会が上流と下流の二つに分かれて、格差が広がってきていると言う話を、このごろよく聞きますね。

 実はベトナムでも、中国でも、アジア全体で起こっている現象なんです。ベトナムでは特に、都市部の外資系のサラリーマン世帯と、地方の農村部ではとても大きな貧富の差が出てきています。

 そんなベトナムでの農村の貧しい人たちや、ストリートチルドレンなどのドキュメンタリー番組を見ることがありますが、ドキュメントで写されている人々や子供たちに明るい笑顔を見つけて驚くと言うか、心なごむ事がよくあります。

 なんといっても、ベトナム人には底知れないパワーがあるんですね。日本人ならば、もうだめだとか、貧乏はいやだとか言っているのに、ベトナム人はほとんど気にしない。

 もちろん、周りが全部貧乏な人ばかりということもあるだろうけれども、厳しい環境でも頑張って勉強したり、商売をしている姿を見ると、私たちにもパワーを分けてもらえますね。

 道いっぱいに広がって、バイクでダダダ~って走って、毎日小さな(大きなのもあるけど)商売を一生懸命にやってる姿は、本当にエネルギッシュですね。

 ベトナム人に負けないように今年も頑張ろう、なんて新年に考えておりました。

 2006年は、皆様にとって、とても良い年になりますように!

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November 30, 2005

ベトナムの建設工事

vietnamkoji


上はベトナムの建設工事の写真です。日本では建築の構造計算の偽造問題で大きな問題になっていますが、ベトナムでは建築の鉄筋の本数を減らすなんてことは日常茶飯事です…(笑 もちろんそのために、家やビルを建設するときには必ずインスペクターが現場に張りついて監視をします。

 鉄筋だけでなく、セメントすら減らして砂ばかりの壁や床を平気で作ることがありますので、工事の監視はとても大事な仕事になっています。

 またベトナムには日本のような建蔽率(土地の上に建物を建てられる割合)などが決まっていないので土地の境界ぎりぎりまで建物の壁が作られて、とても細長いビルが建てられます。中には手抜き工事のために、ピサの斜塔のように斜めに傾いできて、鉄骨で横を支えているなんて家を見ることもあります・・・(笑

 なんにしても、ベトナムでも日本でもいんちきな建築は社会の敵と言えるのは間違いありません。

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November 24, 2005

1900年のサイゴンの写真

topvietnam

1900年のサイゴンのドンコイ通りにある市民劇場の写真を見ると、今の市民劇場とほとんど変わっていないのにおどろきます。その向こうにあるのはコンチネンタルホテルで、このホテルも姿をほとんど変えていません。

 コンチネンタルホテルは今年の9月で125周年を祝った老舗のホテルです。映画「インドシナ」の中でも、その変わらない姿を見せてくれます。

 1900年と言えばパリでは万国博覧会が開催されていて、アールヌーボーと呼ばれる新しいデザインの運動が盛んな時期でした。ベトナムのデザインもアールヌーボーの影響をとても強く受けています。

 ベトナム文化の中にある、アジアの伝統とヨーロッパのデザインの融合はこのような歴史を経ながら培われてきたわけです。

 開発が進んでいるいないにかかわらず、またお金があるないにかかわらず、サイゴン市民の心の中には積み重ねてきた歴史のプライドが溢れているように思えます。だからこそベトナム人の愛国心は強いのではないだろうかなどと私は思うのです。

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October 28, 2005

サイゴンのお手伝いさん事情

 サイゴンに住んでいたときに一番便利だなと感じたのは、お手伝いさんを簡単に雇えることでした。1階が事務所で2階を住居にした、ちょっとばかり大きめの家に住んでいたときです。安全のためにガードマンを3人3交代で雇い、住み込みのお手伝いさんも一人雇っていました。

 食事の世話や、掃除洗濯までしてくれるので、一人でサイゴンに住んでいた私にとっては、大変にありがたいことでした。あるとき、お手伝いさんのおばあさんが買った宝くじが大当たりして、彼女自身がお手伝いさんを雇える身分になってしまいました…(笑。そんなときにでも、すぐに次のお手伝いさんが見つかったものでした。

 最近では、近年の躍進的なベトナム経済の発展にともなって、サイゴンの中流階級層が飛躍的に増えてしまって、どこの家庭でもお手伝いさんを雇うようになり、お手伝いさんの供給不足になっているそうです。

 ベトナムでは夫婦共に働くことが当たり前のことなので、子供の面倒をみたり、掃除や洗濯を手伝ってもらうお手伝いさんの存在は欠かせないものです。何よりも昼のあいだ、家に誰もいないのはそれだけドロボーに入られやすく、お手伝いさんがどうしても必要になります。

 今後も中流階級層が増えると共に、この問題は大きな社会問題になるんじゃないかなあ。日本でも子育てと夫婦共働きの両立が難しいという問題が少子化を加速させていますが、ベトナムの都市部でも近い将来そうなるのではないかなと思うのです。

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October 21, 2005

コラム:ベトナム市民の足バイク

 ベトナムに行くとバイクに乗って市内をまわるのがけっこう好きなほうです。初めてバイクに乗ったときには、なれない右側通行と、道を走るバイクの量の多さに気後れして、なかなかなれることができませんでした。それでも、風を切ってサイゴンの道を走ると、市民生活の中に溶け込んでゆくようで、身体がベトナムを受け入れているように思えて、とても楽しく思えるのです。

 ベトナムへ初めて行かれた方は、道路いっぱいに走っているバイクが怖くて、道を横断するのが怖かったと言いますが、本当にバイクが多いですね。まるで海の中でいわしの大群が海流の中を固まりになって泳いでゆくような感じです…(笑

 一番道路の横断が上手な人は、天秤棒を担いで道路でマンゴーや椰子の実などを販売しているストリートセラーのおばちゃんだそうです。このおばちゃんたちは、天秤棒を担いで何もない平野を歩いているように、ずんずんと道を横切ってゆきます。

 ベトナムTVでそんなおばちゃんにインタビューをしているところを見たことがありますが、インタビュアーが「どうしてそんなにどうどうと道路を横切ってゆけるんですか?」と聞いたら、「私は何も気にしてないよ。私が歩けばバイクのほうがよけてくれるんだから」、と言ってました・・・。

 ベトナムのストリートセラーのおばちゃんたちはすごい・・・。

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September 15, 2005

サイゴン市民の生活(三)

 朝が早いサイゴン市民ですが、夕方は4時半~5時には仕事を終わります。お店やホテルなどに勤めていると、仕事の終わりが6時やそれ以降の遅い時間になるときがありますが、そんなときに女性の場合は、ご主人や父親がバイクで迎えに来てくることがとても多いです。

 家族を大切にするベトナムならではの風景ですが、バイクで迎えに来られる場所に勤めることができるのも、ベトナムの良さなわけですね。

 サイゴン市民にとって、夕方はとても大切な時間です。仕事を終えてショッピングに行ったり、独身の若者の場合は、英語や日本語の学校に通ってスキルを磨いたりと、とても時間を有効に使っています。お店や市場も日本のコンビニのように、ずいぶんと遅い時間まで営業しているので、会社勤めの女性にとっては、ゆっくりと時間をかけてショッピングを楽しむことができて、とても充実した時間をすごすことができます。

 週末には恋人同士や、家族連れでカニャックと呼ばれる、ライブハウスへ出かけて、ベトナムPOPSを楽しみます。夜の8時から開演して11時過ぎくらいまで歌手の歌やコメディアンの演技を楽しむことができます。とっても安くて楽しめるので市民に大人気、おかげでずいぶんと沢山のカニャックが市内にできています。

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September 10, 2005

サイゴン市民の生活(二)

サイゴンは1年中とても暑い場所なので、昼寝の時間がとても大切になります。
 スペインなどではシエスタとよばれ、ずいぶん長い時間お休みになりますが、ベトナムでも、会社では1時間半程度の昼休みをとり、社員たちがしっかりと昼寝ができるように配慮をしています。

 昼寝をする部屋を作っている立派な会社ならばよいのですが、そうでない会社では、机の上に寝転がったり、ソファーを使ったりと、様々な場所で昼寝をすることになります。マネージャーなどの管理職の場合は、事務所で寝っころがるわけにも行かないので、お昼休みを自分の家で過ごすことが多いです。

 自分の家までバイクで10~20分程度で帰れるので、自宅でのんびりするほうがはるかに楽なわけです。それに比べて、満員電車で1時間近くもかけて会社へ通勤している私たち日本人は、本当に先進国に住んでいるのかなあ…なんだか分からなくなるときがあります。

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サイゴン市民の生活(一)

サイゴンに限らずベトナムの会社は月~土が仕事で、日曜日だけが休日と言うシフトのところが多いです。外資系のオフィスでは土曜日も休みにしているところがありますが、それにしても祝祭日がとても少ないので、サイゴン市民の年間のお休みは日本に比べると、とても少ないのです。

 ちなみにベトナムの国民の祝日は、1月1日(元旦)、テト正月(旧暦の正月)、4月30日(開放記念日)、5月1日(メーデー)、9月2日(国慶節)の5つの祝日だけです。テト正月は一週間ほどの休みを取りますが、それ以外の休みを全部足しても4日しか休みがありません。

 そのかわりに、家族の行事などがあると、結構簡単に休みをとります。家族の法事や、病気の看護などの理由はベトナムでは休みを取るれっきとした理由になります。仕事と家族をはかりにかけると、ベトナムでは圧倒的に家族のほうが重たいのです。

 日本ではたっぷりと祝日があるにもかかわらず、ほとんど休日出勤していて、家族サービスなどは仕事に比べるとシャボン玉程度の軽さでしかないわけですが、どちらがよいかは簡単に決められないことですね…。

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April 16, 2005

4/16中国デモについて考える

 4月16日(土)に心配されていた中国の反日デモが行われました。関連するブログを見て、いろいろな人の意見を読んでみましたが、日本ではさめた意見が多いようですね。なぜ反日デモなのかほんとの理由がよくわからないという意見も結構あります。このあたりの話は、日本のTVニュースや新聞でもあまり的確に説明してくれていないことも原因のようです。

 ある評論家は、中国の政府への不満を、日本への反感で解消しようとしていると言ってみたり、別の評論家は日本の外国政策の問題で、首相の靖国神社参拝や歴史教科書問題、領土などが周りの国から反発を受けていると言ったりしています。

 実際問題デモのきっかけそのものは、日本政府が東シナ海のガス田の試掘権手続きに入ったという、日中の領土問題が起こった直後にデモが発生したはずです。
 中国はベトナムとも領土問題でかなり強硬なことをして問題を起こしているので、今回の領土問題そのものについての日本政府の対応は、私個人的には問題無いと思っていますが、それ以前の靖国問題や何やかやと、外交の足を引っ張ることが多すぎるような気がします。

 それにしても日本人を倒せと言ってデモをする人々を見ることは、とてもいやなものですね。かれらは問題の本質をすっかり忘れて、理由はどうあれ日本人そのものを嫌いになっている訳ですから…(汗。
 お互い怒りながら物事を考えてゆけば、最後にはぶつかり合うことになってしまうわけですから、そうならないように日本政府も本気でこの問題を解決してほしいものです。


外務省中国問題も外圧頼みか

東シナ海ガス田試掘手続き開始

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April 08, 2005

ベトナム旅行

 春は旅行のシーズンです。この春初めてベトナムへ旅行される方も多いと思います。日本の国内旅行もそうですが、海外旅行で初めて行く国は第一印象が後々まで残るものだと思います。

 私のベトナムの第一印象は、暑い…(笑、それにヌックマムのにおいでした。サイゴンのタンソンニャット空港で飛行機のタラップから外に出ると、むっとする暑い空気とともに、なんだかわからないけれども東南アジア的な匂いが鼻に飛び込んできました。それがヌックマムの匂いでした。

 観光ではなくて仕事で初めて訪れたのですが、これからこの国でやってけるかなあ…そう感じさせるのに充分な匂いと暑さでした(笑。当時はそのくらい未開発の国で、何をするにも日本の10倍の努力が必要でした。ところが、10年たった今ではまたあの匂いを嗅ぎたいなあといつでも考えています。

 ベトナム旅行のパンフレットを見ていると、メコン川クルーズや、ベトナム料理の紹介、それにエステ、マッサージ、ベトナム雑貨ショッピングなどが目に入ります。随分と立派な観光地になりました。

 でもベトナムのほんとの魅力って、開発された観光スポットではなくて、あのベトナム人のパワーや明るさではないかなと思うのです。お金では買えない、ベトナムのパワーを感じるためにわざわざ飛行機に乗ってこの国に来るのが、面白いのだと思うのです。

 ベトナムニュースで、ベトナムの観光をアピールする英語のコピーを募集したところ、入選作に「Viet Nam, the Smile of Asia (ベトナム、アジアの笑顔)」というのがありました。いかにも人懐っこいベトナム人をあらわした言葉だと思います。

 スリやドロボーも多い国ですが、そんなことにはかまわずに、どんどん楽しいことを体験しにベトナムへお越しください!

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March 25, 2005

海賊について考える

 ベトナム関係のサイトの管理をしていると、東南アジアのニュースには特別敏感になります。先ごろマラッカ海峡で海賊の被害にあった、タグボート「韋駄天」の船長と乗組員が無事に開放されてほっとしたところです。

 しかし、私たち日本人にとっては、海賊が現代社会にまだ活躍しているということは、なんだかとても信じられない出来事だと思います。海賊といえば、ディズニーランドのパイレーツオブカリビアンでしか観たことがないとおもいます。しかし実は東南アジアでは海賊はごくごく一般的なことです。(ちょっと怖いですが…)。
 ベトナムのメコン川にも出没しますし、カンボジアとの国境沿いの南部海岸地帯にも、しょっちゅう出没していて、貨物船や漁船を襲っています。

 調べてみると、日本の船舶が海賊に襲われる海域のうち大きな割合を占めるのは東南アジアの海域だそうです。2000年には海賊に襲われた事故は31件ありましたが、そのうち22件が東南アジア海域で発生しています。船主にとっても、とても頭痛の種になっています。

 アジアの海賊は、生活のために海賊行為を繰り返すことが多いそうで、貧しい農民や漁民が主体になってグループを作ることが多いようです。あまり暴力をつかって強奪することは少ないようです。
 しかしながら、ベトナム難民のボートピープルを襲って、なけなしの持ち物を奪い暴行を加えたりする、卑劣な行為をする海賊も報告されていますので、海賊はやっぱり卑劣な行為であることにかわりがありません。

 子供のころから、海賊といえばどくろのマークのついた旗を立てて、しましまのTシャツでマストの上で望遠鏡を眺めている、そんな姿を刷り込まれてきましたが、実際はもっと生活感のある生々しい泥棒行為みたいです。

海賊インフォメーション
里山・燦のものがたり

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March 20, 2005

トゥイ・キォウの物語

kimbankyu

 トゥイ・キォウの物語を読み終わったところです。読み始めたときには、随分と読み終わるまでに時間がかかりそうだと思っていましたが、途中から引き込まれたように本を手放せなくなり、2日間で読んでしまいました。

 トゥイ・キォウの物語、またの名をキム・バン・キュウは、ベトナムの詩人グエンズーによって中国の古い物語を美しいベトナム語の詩物語に翻案されたものです。今回は佐藤清二氏と黒田佳子さんによって日本語に訳されたものを読みました。

 私自身、月に何冊も本を読む読書好きな人間なのですが、トゥイ・キォウの物語を読み始めたときは、なかなかページが進んでゆきませんでした。理由は簡単。いつもの簡単な口語体で語られた物語と違って、詩で作られた物語なので、とても美しい語り口でつくられていて、頭の中にその情景を思い起こしながら読み進むために、なかなか物語が進行してゆかないのです。

 ところが、主人公の恋人が旅に出た隙に、主人公の家族に襲い掛かる不当な役人の仕打ち、次々と襲い掛かる冷酷な宿命の物語が始まると、もう次にどうなるのかが知りたくて、あっという間に最後まで読んでしまいました。

 この詩篇はベトナム人の心をあらわしているといわれていますが、物語の中で尼僧に言わせているこの言葉が、とても印象的に感じました。
 「人の幸、不幸は、前世からの因縁と共に、天の法にあらかじめ記されているものなのです。しかし、それでもその源は、実はやはり現世の私たち自身の生き様に由来しているのです。考えてご覧なさい。自制の心は幸せをもたらし、激情はただ苦痛をもたらします。」

 中国に千年間、フランスに100年間、日本にも数年間ですが支配された苦悩の歴史をもつベトナム人の、心のよりどころをほんの少し垣間見たような、読み終わってそんな気持ちになりました。

 ベトナム文学を日本へ紹介するために、自費出版をされた佐藤清二さんに、深く敬意を表したいと思います。
 トゥイ・キォウの物語のサイトはこちら

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March 19, 2005

ベトナムブログについて

 最近blogが人気らしい。どんどん良いサイトが増えてきています。気軽に情報を発信できるので、読み手にとっても沢山の生の情報を手に入れることが出来るようになりました。

 blogの特徴であるトラックバックというシステムは、記事に直接リンクを張ることが出来るので、今までのホームページ同士のリンクに比べて、直接関連する記事同士のリンクが張られているので、読み手にとっても感心のある記事を沢山読めるという意味でも、便利なシステムといえるわけです。

 私自身もベトナムの観光と文化のニュースのblogを造って楽しんでいますが、他のベトナム関連のblogでは現地に住んでいる人からの生の情報が手軽に読めたり、とても便利になってきたことを実感しています。

 意見交換や情報発信はblogで、質問をしたり調べものをしたりするのはホームページでというように、近い将来使い分けられるようになるのは間違いないと思います。
 ということで、ベトナム関連のblogリンク集を早速作りました。

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