サイゴンのお手伝いさん事情
サイゴンに住んでいたときに一番便利だなと感じたのは、お手伝いさんを簡単に雇えることでした。1階が事務所で2階を住居にした、ちょっとばかり大きめの家に住んでいたときです。安全のためにガードマンを3人3交代で雇い、住み込みのお手伝いさんも一人雇っていました。
食事の世話や、掃除洗濯までしてくれるので、一人でサイゴンに住んでいた私にとっては、大変にありがたいことでした。あるとき、お手伝いさんのおばあさんが買った宝くじが大当たりして、彼女自身がお手伝いさんを雇える身分になってしまいました…(笑。そんなときにでも、すぐに次のお手伝いさんが見つかったものでした。
最近では、近年の躍進的なベトナム経済の発展にともなって、サイゴンの中流階級層が飛躍的に増えてしまって、どこの家庭でもお手伝いさんを雇うようになり、お手伝いさんの供給不足になっているそうです。
ベトナムでは夫婦共に働くことが当たり前のことなので、子供の面倒をみたり、掃除や洗濯を手伝ってもらうお手伝いさんの存在は欠かせないものです。何よりも昼のあいだ、家に誰もいないのはそれだけドロボーに入られやすく、お手伝いさんがどうしても必要になります。
今後も中流階級層が増えると共に、この問題は大きな社会問題になるんじゃないかなあ。日本でも子育てと夫婦共働きの両立が難しいという問題が少子化を加速させていますが、ベトナムの都市部でも近い将来そうなるのではないかなと思うのです。




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